捕獲力を上げるには良質な罠を使うだけでなく、獣の行動習性や活動範囲なども踏まえて設置することがコツです。
足跡や糞が落ちている、作物や草木を食い散らかした跡や荒らした跡があるなど、獣が通った痕跡が多い場所を選びましょう。
また、餌の種類や撒き方にも工夫が必要です。獣が好む餌を選び、罠の位置に対して、どのあたりに撒くかも工夫しなくてはなりません。
くくり罠に比べて、目につきやすく獣に警戒心を与える箱罠は慣れさせることも重要なポイントです。まずは、箱の中に餌を置き、扉が落ちないようにセッティングして餌を食べさせます。「この箱の中に来れば餌が食べられる」と安心感を与えさせた頃に、扉が閉まるように罠をしかけるのがコツです。
また、箱罠を設置する場所は茂みがあって少し暗い場所にするなど、人目を気にせず近づきやすい場所がおすすめです。